公開日 2021年09月21日(Tue)
9月17日(金)の1・2限目に,広島修道大学教育学部永田成文教授の高大連携授業の一環で「持続可能な地域づくりと私たち―観光資源の再発見・再認識を基に日本の地域活性化を考え合う-」のテーマで,三重県立尾鷲高等学校の生徒たちと3年生地理選択者の生徒たちとの間で遠隔会議を行いました。
この高大連携授業の3年間のまとめとして,上記のサブテーマに基づいて数時間,日本の世界遺産認定地域についてインターネットを用いて調査して,その情報をもとに探求を行い,両校でZoomを使ってお互いに発表しました。コロナ禍で調査の時間が奪われ,何とか発表資料をとりまとめることができました。さらに尾鷲高等学校の生徒は緊急事態宣言下で自宅からの発表と大変な状況での発表となりました。
広島修道大学の永田先生も「3年目の遠隔会議は世界遺産に着目して日本の地域活性化を考えていきました。お互いの学校の学び方を反映した発表となっていました。徳之島という地域と対象とした地域の人口減少の違いを比較したり,世界遺産による地域のメリットとデメリットを考察したり,場所や比較という地理的な見方・考え方を働かせた考察による発表ができていたと思います。対象とした地域の世界遺産を活用した効果を基に日本全体の地域活性化の方策まで繋げられればより良い発表になったと思います。人口減少という日本全体に共通する課題について,観光資源の活用という解決策からお互いに発表し合うことで,新しい視点に気づくなど学びを深めることができたと思います。」との講評もいただきました。
日本の観光資源を中心とした地域にある資源を比較し,見識を深めることができたと思っています。この授業を受けた生徒たちはもう間もなく「島立ち」を迎えます。これからの徳之島のため,さらには日本のため中心となって活躍する人材になります。そのための有意義な時間となりました。また,習慣の異なる地域の高校生と接することで,新たな価値観も見いだすことができ,彼らの行動の変革の一端になったのではないかと感じています。
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