下野先生の化学実験

公開日 2025年10月21日(Tue)

理科室です!

 少し前になりますが,2年生の化学基礎の授業で「成分元素の検出」の実験を行いました。

 方法は「炎色反応」と硝酸銀水溶液を使った「沈殿反応」の2つです。炎色反応は,7種類の元素が含まれている薬品を紙紐に浸し,炎にかざすとそれぞれの元素で炎の色が異なることが確認でき,元素を特定できます。また,硝酸銀水溶液は塩素が含まれていると塩化銀の白色沈殿を生じる反応です。

 生徒は,花火のようで炎の色がきれいだと感動した様子でした。また,硝酸銀水溶液を加えると食塩水はもちろんですが,水道水も白く濁ったため,水道水には毒用に塩素が加えられているということが理解できたようです。

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 3年生の化学の授業で「黄銅の製作」の実験を行いました。

 黄銅とは真鍮(しんちゅう)やブラスとも呼ばれる合金で,楽器や仏具,五円玉などに利用されています。方法は,亜鉛の粉末に水酸化ナトリウム水溶液を加え加熱し,そこへ銅片を入れて亜鉛メッキの状態にします。その後,火で炙ると金色の黄銅が完成します。

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 生徒は,銀色の亜鉛メッキから金色の黄銅に一瞬で色が変わったことに驚き,歓声をあげていました。実験をとおして,身近にある合金に興味が沸いたようです。

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次回は,物理の実験の様子をアップしたいと思います!