公開日 2021年06月28日(Mon)
6月24日(木),2年生を対象に,総合的な探究の時間 特別講話「知徳」(しっとく) が行われました。
徳之島3町から講師をお招きし,島の魅力や課題,さらに各自治体での課題への取組等の講話をしていただきました。この講話で生徒各自が島の現状を包括的に知ることができ,将来向き合わなければならない課題や探究活動のテーマ設定について大きなヒントを与えていただきました。
【天城町】
「徳之島の自然を守るための取組」と「徳之島を好きになってもらうための取組」について講話がありました。世界自然遺産登録へ向けた希少な動植物の紹介と保護活動,小中学校で行っている「あまぎ学」の授業,リアルタイムで発信されるアマミノクロウサギ観察小屋を紹介があり,空港と港からダイレクトに知る世界自然遺産の町であることと,郷土に対する自信と誇りをもってほしいとお話ししていただきました。
【伊仙町】
観光をキーワードに,伊仙町の観光地景勝地について,町が徳之島の自然や景観を守るための環境整備に取り組んでいることを知りました。世界自然遺産登録へ向けた観光客へのPR方法やツアープログラム案の考案など,研究テーマ設定の一助となる提案もあり,若い時はわからないことであっても,将来仕事や実際生活をして始めて気づく徳之島の魅力を今のうちに触れて知ってほしいと話がありました。
【徳之島町】
徳之島町からは,「人口減少と集落活性化」「U・Iターン」「ふるさと納税」「世界自然遺産登録」4つのテーマから徳之島の魅力と課題について話がありました。将来の徳之島を担う高校生へ向けて,今ある地域資源を活用する方法や,徳之島で生活する上での理想と現実のギャップをなくし移住者を増やすにはどうしたらよいか?ふるさと納税の活用事例などの話がありました。
Wi-Fi環境等を整備していただいた,徳之島GCF『離島高校生の夢応援プロジェクト』は,生徒自身が一番身近に感じられた町の取組の1つであり,この事業によって様々な課題の解決に向けて取り組んでいることを学びました。
講話後の質疑応答では,生徒から「町の強みは?」「自然を守るために私たちが出来ることは何か?」などの質問があり,島の高校生に向けて,新たな視点で生まれ育った町や徳之島を考えるきっかけになる回答をいただきました。
ご協力いただいた天城町企画財政課,伊仙町きゅらまち観光課,徳之島町企画課の担当職員の皆様,お忙しい中,本当にありがとうございました。今回の講話を聞き,今後の徳高ラボの探究活動に活かしていきたいと思います。
詳細につきましては,以下の新聞記事もぜひご覧ください。