公開日 2019年12月19日(Thu)
12月17日(火)7限目,旧徳之島高校の卒業生で現在 国立大学法人 東京工業大学 里 達雄 名誉教授をお招きして,「島の魅力と学ぶ力」について講演をいただきました。
先生の専門分野は,構造・機能材料 (構造・機能材料),材料加工・処理 (材料加工・処理),金属物性 (金属物性)で,長年にわたり日本の鋳造工学研究の第一人者として実績を残してこられました。
講演の中で,先生自身が経験した島からの大学受験や東京工業大学にも在職しノーベル生理・医学賞を受賞した大隅良典氏の研究姿勢から,「想像力は知識より大切で,仮説を立てて考えることで、学ぶ力が身につく。」と教えてくださいました。また,「ことば」でしか考えることはできないため,「ことば」を知り深い考えができるように,高校時代に多くの文学作品を読むことの大切さも教えてくださいました。
さらに,離島での学びを活かして日々の授業に集中して取り組む大切さや,小さい目標を立てて絶え間ない努力を継続していくことがその後の結果に大きく影響することも伝えてくださいました。
最後に,「見抜く力」「伝える力」「感じる力」を養ってほしいと私たちにメッセージを送ってくださいました。
今日は,偉大な先輩から話が聞けたことは,生徒にとって大変有意義な時間となったはずです。
先生,貴重な示唆をいただき、ありがとうございました。